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コーヒーの代表的な抽出方法 9選 | その特徴や風味の違いを解説

サイフォンコーヒー コーヒー
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家庭ではコーヒーを淹れる方法として、ペーパーフィルターを使用することが一般的です。

また、街のコーヒー専門店では、カウンターにセットされたサイフォンをよく見かけます。

コーヒーの抽出方法には、この他にも、さまざまな淹れ方があります。

この記事では、コーヒーの代表的な抽出方法とそれぞれの特徴をご紹介します。

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コーヒーの淹れ方

ペーパードリップ

ペーパードリップコーヒー

紙フィルターにコーヒー粉をセットし、上から熱湯を注ぐシンプルな方法です。

漂白された白色と未漂白の茶色の紙がありますが、どちらを使用しても味の違いはほとんどありません。

ただし、紙の香りが気になる場合は事前に湯通しをすると良いでしょう。

ペーパードリップでは、コーヒーの油分が紙に吸収されるため、さっぱりとした味わいになります。

コーヒー粉に湯を注ぐ際は、下記のように段階的に行うことで、コーヒーの風味がより引き出されます。

  • 初めに、挽いたコーヒー粉をお湯で蒸らします。
  • 1回目は、たっぷりのお湯を注ぎます。
  • 2回目、3回目は、徐々に注ぐお湯の量を減らしていきます。

ネルドリップ

ネル生地で作られた厚手の布製フィルターを使用して、コーヒーを抽出します。

ネルとはフランネルの略名で、表面に起毛が施されています。

通常、コーヒーのフィルター用には綿100%のものが使用されます。

ネル製のフィルターは、ペーパーフィルターと違って何度も使用することが可能です。

コーヒーを淹れるには、ネル生地を水に浸し水分を絞り出すことから始めます。

布フィルターは使用後に洗浄が必要で、手間がかかりますが、そのぶん深い味わいが楽しめます。

布を通して抽出されるコーヒーは余計な雑味が少なく、滑らかな口当たりが特徴です。

ウォータードリップ(水出し)方式

ウォータードリップは水だけを使用してコーヒーを抽出する方法で、熱を加えずにコーヒー本来のフレッシュな味わいを引き出します。

一般的には専用のウォータードリッパーを使用してアイスコーヒーを作ります。

ドリッパーがない場合はお茶出しパックやペーパーフィルターを使用して簡単に家庭で作ることもできます。

この方法では抽出に約8時間かかりますが、時間をかけることで風味が深まります。

また、コーヒー豆の油分の溶け出しが少ないため、まろやかな味わいが特徴です。

サイフォン方式

コーヒーサイフォン

サイフォン方式は、19世紀ヨーロッパで生まれた伝統的なコーヒー抽出方法です。

この方式では、ガラス製のフラスコとロートを使用し、ネル生地のフィルターを通してクリーミーで滑らかなコーヒーを抽出します。

水をフラスコに入れ、熱を加えることで蒸気の力で、ロート部分にコーヒーを抽出します。

サイフォン方式の特徴は、味が安定していること、抽出過程を見る楽しみがあることです。

またロート内では、一定以上の成分が溶け出さないため、まろやかなスッキリとした味わいがあります。

サイフォンの使用にはアルコールランプやヒーターが必要ですが、その手間をかける価値のある豊かな味わいが楽しめます。

フレンチプレス

フレンチプレス

フランスで生まれたフレンチプレスは、金属製のメッシュフィルターを使用したポット型の抽出器です。

当初、日本では紅茶を抽出する器具として紹介されました。

淹れ方の手順は、

  1. フレンチプレスをお湯で温める。
  2. お湯を捨てて、人数分のコーヒー粉を入れ、お湯を注ぐ。
  3. スプーンなどでお湯にコーヒー粉をなじませる。
  4. 3~4分かけてコーヒー粉からじっくりと風味を抽出する。
  5. メッシュフィルターをゆっくりプレスする。
  6. 抽出後のコーヒーの粉が入らないようにカップに注ぐ。

この方法は誰にでも簡単に美味しいコーヒーを淹れることができ、清掃も容易です。

また、ポットをそのまま持ち運べるため、どこでも新鮮なコーヒーを味わうことができます。

エアロプレス

エアロプレス

専用のペーパーフィルターをセットしたプラスチック製の筒にコーヒー粉とお湯を入れ、ピストンを押し下げて抽出します。

この方法では、味わいの差が少なく安定した味わいに仕上がります。

また、空気の圧力を利用して迅速にコーヒーを抽出するため、クリアでシャープな味わいが得られます。

抽出にかかる時間が短く、ほかの道具は必要ありません。

そのため、朝の忙しい方やアウトドアでの使用にも最適です。

パーコレーター方式

パーコレーター

パーコレーターはアウトドアでよく使われる直火式のコーヒーポットで、内部のストローを通じて水が循環し、コーヒーを抽出します。

このシンプルな構造で、どこでも簡単にコーヒーを楽しむことができるため、アウトドアに最適です。

パーコレーターは、ホウロウ製とステンレス製などがあり、それぞれ保温性や持ち運びやすさなど用途に合わせて選ぶことができます。

フィルターを通さない直火式のため、その味わいは、コーヒー豆の油分や味の強さ、苦みが感じらるのが特徴です。

エスプレッソマシン

エスプレッソマシーン

カフェでよく見かけるエスプレッソマシンは、高い気圧を利用して短時間でコーヒーを抽出する高圧抽出装置です。

このマシンは、お湯とコーヒー豆の油分が混ざり合うことを可能にし、エスプレッソ特有のクレマ(細かな泡)を作り出します。

クレマは、エスプレッソの香りの放出を防ぎ、口当たりを柔らかくします。

この点が、ペーパードリップと比べ大きな違いといえますす。

また、多くのエスプレッソマシンにはスチームノズルが付いています。

これを使ってスチームミルクを作ることで、カプチーノやカフェモカなどさまざまなカフェスタイルのドリンクを自宅で再現することができます。

ドリップコーヒーマシン

ドリップコーヒーマシンは、ハンドドリップの長所を活かした自動コーヒーメーカーで、自宅でも高品質なコーヒーを簡単に楽しむことができます。

専用のカプセルをセットし、ボタンを押すだけでフルボディのコーヒーを抽出します。

このマシンが1台あれば、ホットコーヒーやアイスコーヒーなど、さまざまなコーヒーを楽しむことができます。

まとめ

この記事では、コーヒーのさまざまな抽出方法をご紹介しました。

フィルターを使った淹れ方が大半ですが、その味わいや用途は異なります。

目的の用途やシーンに合わせて、抽出方法を選びましょう。

コーヒーの淹れ方の特徴や風味を知り、お気に入りの味を見つけて頂ければ幸いです。